2010年10月11日月曜日

栗の渋皮煮


←こんなにいい栗を頂いたので♡
今年こそは!と、、栗の渋皮煮を作りました。

渋皮煮は手間と時間がかかりますが、出来上がって食べてみると、手間暇かけただけのことはある!と思わせてくれるおいしさです。

びん詰をしながら何個つまみ食いしたか・・・

秋の夜長に栗シゴト、いかがですか?



 



*栗の渋皮煮 レシピ*

材料
栗        皮をむいた状態で1kg
重曹           5~6g
グラニュー糖    800g(栗の重量の80%)
塩        少々
水        適宜

作り方
Ⅰ<栗の皮をむく>

栗を大き目の鍋や洗い桶などに入れ、熱湯をかぶるくらい注ぐ。→

そのまま冷めるまで置いておくと鬼皮が柔らかくなってむきやすくなる。


 



なるべく渋皮に傷をつけないように鬼皮をむいていく。

むいたものから別のボールなどに用意した水に漬けていく。





  

Ⅱ<下ゆで・渋抜き>
1.鬼皮をむき終わった栗を大き目の鍋に入れ、かぶるくらい水を注ぐ。

2.そこに重曹を入れ中火にかける。沸騰してきたらとろ火にして30分ゆでる。30分ゆでると水(ゆで汁)は赤ワインをもっと黒っぽくしたような色になる。

3.鍋を流しに置き、ふたをずらしてかぶせ、水道の水を少しづつその上から注ぎ、(栗に直接水が当たらないようにするため)水を少しずつ替えながら冷ましていく。
水がきれいに入れ替わり、完全に冷めたら水を止め、そのまま半日(または一晩)水にさらしておく。




4.半日(または一晩)水にさらしておいた栗の筋を、竹串や歯ブラシで一つ一つていねいに取り除く。(筋の部分は黒くなっているので、黒い部分を取り除く)この時、渋皮に傷をつけないように注意深く作業する。


上が筋を取る前、下が筋を取った後の状態→


筋を取り終えた栗から順次きれいな水に漬けていく。
この時に虫食いのあるものは取り除く。


5.きれいになった栗を再度たっぷりの水でゆでる。最初は中火、沸騰したらとろ火にして30分ゆでる。
上記3と同じ要領で再度水を替えながら冷ましていく。半日(または一晩)水にさらす。

6.水にさらした栗を一つ味見してみて、完全に渋みが抜けていなかったら上記5の作業をもう一度繰り返して、完全に渋を抜く。
この段階で渋が完全に抜けていたら蜜で煮る作業に入る。


Ⅲ<蜜で煮る>
1.渋を抜いた栗を計量し、栗の80%のグラニュー糖を用意する。

2.鍋に栗を入れ、たっぷりかぶるくらい水を注ぐ。いったん栗を別の入れ物に移し、分量のグラニュー糖を水の入った鍋に入れて火にかけ、溶かす。塩少々も入れる。

3.グラニュー糖が完全に溶けたら栗を静かに入れる。

4.紙ふたをして煮る。沸騰してきたらとろ火にして30分ほど煮る。煮あがったらそのまま冷めるまでおいて味を含ませる。

5.冷めたら栗を別の容器などに移し、蜜だけを5分ほど煮詰める。


Ⅳ<びんに詰めて殺菌する>
*出来上がった渋皮煮は消毒したびんに詰めて殺菌すると1年ほど保存が可能だそうです。

1.ジャムなどの空き瓶とふたを鍋に入れ、かぶるくらい水を入れる。火にかけ、15分ほど煮沸消毒をする。栗をびんにつめる際に使う菜箸なども一緒に煮沸するとよい。

2.やけどに十分注意して煮沸したびんとふたを取り出し、きれいな布巾の上に伏せておき、水気を切る。煮沸した菜ばしなどを使って栗を一つ一つびんに詰める。蜜を煮立てて詰めた栗の上から注ぎ入れる。
蜜を入れ過ぎると殺菌した時にあふれてしまうので、8分目くらいまで入れる。軽くふたをしておく。
やかんでお湯を沸かしておく。

3.平鍋に布巾などをしき、栗を詰めた瓶を並べる。びんの隙間からやかんで沸かしたお湯をビンの高さの2分の1くらいまで入れる。沸騰し続ける程度の火加減で15分ほど加熱。いったん火を止め、やけどに注意しながらふたをきちんと閉める。

4.やかんのお湯を足して、ビンの高さの3分の2くらいまで入れる。そのまま20分ほど加熱して殺菌する。火からおろしたらびんに直接水がかからないようにして、鍋の中に水道の水を細く流し続けてゆっくり冷ます。

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *
栗に対してのグラニュー糖の量、下ゆでの時の重曹の量、煮る時間等々、調べてみるとレシピごとに少しづつ違っています。
今回、私が参考にさせていただいたのはこちらのサイト→mamacita!

初めて作った渋皮煮でしたが、想像以上においしくできて感動です♡
甘すぎず、ホクホクに煮えた栗。味はしっかりとしていて、さらに渋皮まで柔らかくおいしくなっていたことに本当に驚きました。

そしてなんといっても、、渋皮煮を作る過程で一番手間がかかる渋皮の筋取り。私はこれが楽しくて楽しくて。
夜、長女とおしゃべりをしながら栗掃除(?)を・・・楽しくて病みつきになってしまいそうなほどでした^^

作って楽しく、食べておいしいなんて最高!!!
毎年の秋の愉しみになりそうです。。









 


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